よくある質問
治療について
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Q陽子線治療の適応疾患は?
脳腫瘍、頭蓋底腫瘍、頭頸部がん、肺がん、縦隔腫瘍、食道がん、肝臓がん、肝内胆管がん、膵臓がん、大腸がん術後再発、前立腺がん、骨軟部腫瘍、小児がんなど幅広い疾患に対応します。
詳しくは、「治療できる疾患」のページをご覧ください。 -
Q陽子線と重粒子線の違い
陽子線と重粒子線は同じ粒子線に分類され、ビームの特性に若干の違いはあるものの、非常に似通っています。実験では重粒子線の方が効果が高いという結果も出ていますが、臨床で明らかな差があるというデータはありません。また、陽子線は様々な角度から照射できる装置が標準ですが、重粒子線はある程度決まった角度からしか照射できない装置が多いです。
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Qスキャニングって何?
照射ターゲットを非常に小さな点で塗りつぶしていくような照射方法です。よって、従来のブロードビーム照射に比べて、きめ細かな照射が可能で、複雑な形のターゲットや重要な臓器の近くにあるターゲットも十分に照射することができます。ただし、苦手にしている部位もありますので、詳しくは担当医にお尋ねください。
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Q治療は何回ありますか?
疾患によって異なりますが、最短で4回、最長で33回程度です(基本的に毎日治療します)。
詳しくは、「治療できる疾患」のページをご覧ください。 -
Q神戸陽子線で受けられる照射方法は?
陽子線の照射方法には、ブロードビーム照射とスキャニング照射があり、当センターでは両方の照射方法を使うことができます。ブロードビーム照射は初期からある方法で、照射時間が短いという利点はありますが、きめ細かな照射はやや苦手です。スキャニング照射は近年開発された方法で、現在の主流です。詳しくは次の質問をご覧ください。
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Q症例数は?
2017年の開設以来、年々患者数は増えており、近年は年間約300人治療しています。うち、約7割が成人、約3割が小児です。
詳しくは、「治療症例数」のページをご覧ください。 -
Q治療の期間はどのくらい?
病気の種類や進行具合によって異なりますが、1週間から8週間程度です。
基本的に、月曜日から金曜日まで毎日(週5回)、1日1回の治療を行います。【代表的な治療期間の例】
前立腺がん: 約4~5週間
頭頸部がん: 約7~8週間
肺・肝臓がん: 約1~5週間
小児がん: 約6~7週間【お休みについて】
土日・祝日はお休みです
治療装置の定期メンテナンス日(月1回程度)も、患者さんの安全のためお休みとさせていただきます -
Q治療はすぐに始められますか?
【治療開始までの期間について】
初診から治療開始までの期間は、病気の種類や治療方針によって大きく異なります。パターン1:標準的なケース(約2週間)
・事前の特別な準備が不要な場合
・固定具作成 → CT撮影 → 治療計画作成 → 治療開始パターン2:事前処置が必要なケース(1ヶ月~1ヶ月半程度)
・肺がん・肝臓がんなどで金マーカー(目印)の留置が必要な場合
・金マーカー留置(2~3週間) → 固定具作成 → CT撮影 → 治療計画 → 治療開始
※金マーカーにより、より正確な照射が可能になりますパターン3:他の治療を先行するケース(3~6ヶ月程度)
・前立腺がんでホルモン療法を先行する場合など
・ホルモン療法(規定の期間:通常4~6ヶ月) → 固定具作成 → CT撮影 → 治療計画 → 治療開始
※事前の治療により、陽子線治療の効果をさらに高めることができますいずれの場合も、最良の治療効果を得るための大切な準備期間です。初診時に医師より、患者さんの病状に応じた具体的なスケジュールを丁寧にご説明させていただきます。
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Q適応かどうかは電話で分かりますか?
お電話では、陽子線治療の対象となる一般的な病名についてご案内させていただいております。
ただし、お一人おひとりの病状に応じた治療の可否については、詳しい医療情報を拝見した上で、医師が慎重に判断する必要がございます。
より正確なご案内のため、以下をご準備いただけますと幸いです。・紹介状(診療情報提供書)
・画像データ(CT、MRIなど)
・外来診察またはセカンドオピニオン外来でのご受診
まずは主治医の先生にご相談いただき、紹介状をご用意の上、ご予約をお願いいたします。ご不明な点がございましたら、お気軽にお電話でお問い合わせください。 -
Q検査はできますか?
はい。当センターでは、治療計画や経過観察に必要なCT、MRI、血液検査、呼吸機能検査などを実施しております。PET検査や特殊な病理検査など、当センターで実施していない検査が必要な場合は、ご紹介元の病院や近隣の提携医療機関と連携してご案内させていただきますので、ご安心ください。
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Q化学療法は併用しますか?
病気の種類や病状によって、治療効果を高めるために化学療法を併用する場合があります。
【主な併用例】
当センターで化学療法を併用することが多い疾患:
・膵がん
・食道がん
・局所進行肺がん
・小児がん
その他の疾患については、病状に応じて医師が判断いたします。【化学療法の実施について】
当センターは陽子線治療に特化した専門施設として、入院を伴う化学療法が必要な場合は、各分野の専門医療機関と密接に連携して治療を進めてまいります:
・小児の患者さん: 兵庫県立こども病院
・ 成人の患者さん: 神戸低侵襲がん医療センター など
※飲み薬による化学療法の場合は、当センターで処方・管理を行うことも可能です。患者さんにとって最適な治療体制を、関連医療機関と協力しながらご提供いたします。 -
Qどんな副作用がありますか?
陽子線治療は、病巣(病気の部分)にピンポイントで放射線を照射するため、抗がん剤のような全身的な副作用(強い吐き気、全身の脱毛など)はほとんどありません。
副作用は「放射線が当たる場所」に限定して起こるのが特徴です。病気の部位によって異なりますが、主に以下の2種類があります。1. 治療中~治療直後に起こる副作用(急性期反応)
治療が進むにつれて、日焼けのような皮膚炎や粘膜の炎症が起こることがあります。
例:
・皮膚の赤み、かゆみ
・口内炎(頭頸部の治療の場合)
・頻尿や排尿時の痛み(前立腺がんの場合)
・疲労感
これらの症状は、多くの場合、治療終了後数週間~数ヶ月で徐々に回復していきます。症状に応じて適切なケアを行いますので、ご安心ください。2. 治療後、長期間経過してから起こる可能性のある副作用(晩期障害)
発生頻度は非常に低いですが、治療から半年~数年後に、照射部位に硬さが残ったり、出血を伴う症状が現れたりすることがあります。
当センターでは、このような晩期障害をできる限り防ぐため、最新の技術と精密な治療計画により、安全性の高い治療を提供しております。【治療後のフォロー体制】
・治療終了後も定期的な経過観察を行い、晩期障害の早期発見に努めます
・万が一、治療が必要な症状が現れた場合は、紹介元の医療機関や専門医療機関と連携し、適切な治療を迅速にサポートいたします
どうぞ安心してご相談ください。
※副作用の種類や程度は、病気の部位・治療範囲・個人差により異なります。初診時に主治医より詳しくご説明いたします。 -
Q副作用はどう対応しますか?
副作用出現時には、当院主治医へご相談ください。その上で必要な場合は、診療情報提供書を持って、かかりつけ医の受診をお願いしすることもあります。
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Q副作用に対して気をつけることはありますか?
照射野によって出現する副作用は変わります。どの照射野にも共通するのが、皮膚になります。照射野の皮膚は摩擦を避けてください。また、飲酒や喫煙は副作用を助長させたり、増悪させる可能性があるのでやめていただきます。他にも照射野に粘膜が含まれる場合は刺激物を避けるなど照射野によって気をつけるポイントがあるため、治療前の説明時や、治療中でもスタッフにお声かけください。
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Q日常生活ではどう過ごしていい?
基本的に、普段通りの日常生活を過ごしていただいてかまいませんが、体に負担のかかるほどの運動などは控えていただき、無理のない範囲での日常生活を過ごしていただけます。
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Q運動はしてもいいか?
体に負担のない範囲で運動はしていただいてかまいません
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Qホルモン治療はどこでしますか?
かかりつけの病院でホルモン治療は受けていただきます
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Q痛みは感じますか?
ビームを照射する際、痛みを感じることはありません。まれに青白い光が見える、臭いがするとおっしゃられる方がいます。
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Q治療を受けるときに気をつけることは?
治療を受けられる際に大切なことは、身体を動かさない事です。呼吸に合わせて照射をする場合は、治療中に寝ないことも大切です。
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Q毎日通いますか?
基本的に平日が治療日となり、決められた回数分毎日通っていただき照射をします。どうしても通院できない日がある場合、主治医と相談の上治療を飛ばすこともあります。
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Q固定具って何ですか?
治療の準備期間に作成していきます。治療する部位によって作成するものが異なります。身体の動きを小さくしたり、毎日同じ場所に寝るための手助けになります。
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Q通院の時間は相談できますか?
他院の受診等で指定の時間に来院が難しい場合は、診療放射線技師まで一度ご相談ください。
費用について
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Q保険でできますか?
保険診療で治療できるがんは、次の通りです。
・小児腫瘍(限局性の固形悪性腫瘍に限る)
・手術による根治的な治療法が困難な骨軟部腫瘍、肝細胞癌(長径4㎝以上のものに限る)、肝内胆管癌、局所進行性膵癌、局所大腸癌(手術後に再発したものに限る)
・頭頸部悪性腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く)
・限局性及び局所進行性前立腺癌(転移を有するものを除く)
・早期肺癌(Ⅰ期~ⅡA期) -
Q支払はいつしますか?
初回治療時に、陽子線治療料を全額納付していただきます。
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Q治療が始まったらいつ保険資料がいりますか?
治療終了の1週間前にお預かりし、治療終了日に記載した書類をお渡しします。
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Q具体的な支払費用は?
保険診療の場合は、負担割合に応じて1~3割の費用負担となります。高額療養費制度が適用されますので自己負担限度額は、約8万円~17万円になります。
先進医療の場合は、陽子線治療料317万2千円、診察・投薬など通常診療部分は、保険診療となりますので負担割合に応じて1~3割の費用負担となり、自己負担額は約330万円です。 -
Q自費ですか?
先進医療の場合、陽子線治療料 317万2千円は自費となります。
一括で支払うことが困難な方については、無利子の貸付制度があります。 -
Q支払い方法は?
現金、金融機関からの振込、クレジットカードになります。
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Q電子マネー、QRコード決済は使えますか?
iDのみ取り扱っております。
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Q先進医療保険は使えますか?
先進医療の陽子線治療料 317万2千円について対象となります。
通院について
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Q入院はできますか?
お子さんは隣接する兵庫県立こども病院に入院して治療をします。成人の方は遠方などで入院が必要と判断された場合、近隣の施設に入院して、陽子線治療に通うことができます。
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Q仕事・通学しながら治療を受けられますか?
仕事や通学をしながら治療に来られている患者さんは多くいらっしゃいます。
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Q治療時間は?
治療にかかる時間は、20~60分程度と照射部位や照射の範囲によって変わります。照射前の問診や、着替えなどの準備時間もあるため、当院での滞在時間は60分~90分程度になります。
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Q付きそいは必要ですか?(こども)
必ずしも必要ではありませんが、治療前や終了時の医師からの説明の際は来院をお願いしております。また外来通院される未成年の方は付きそいをお願いすることがあります。
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Q駐車場はありますか?
来設者専用の駐車場がセンターの入口東側にあります。詳細につきましてはこちらからご確認ください。
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Qアクセス方法は?
公共交通機関、お車で来院が可能です。神戸空港からのアクセスも便利です。詳細につきましては、こちらからご確認ください
